Relaxin Time

ホッとする時間を大切にいたしましょう

地平線と水辺線の先には宇宙へと続く

Tangerine Dream – Stratosfear /浪漫(ロマン)[1976]

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1 Stratosfear 10:36
2 The Big Sleep In Search Of Hades 4:30
3 3 AM At The Border Of The Marsh From Okefenokee 8:49
4 Invisible Limits 11:45

Producer, Mixed By – Tangerine Dream
Synthesizer [Moog], Mellotron [Loop], Organ, Percussion, Harpsichord – Chris Franke*
Synthesizer [Moog], Mellotron, Computer [Project Electronic Rhythm Computer], Electric Piano [Fender] – Peter Baumann
Synthesizer [Moog], Mellotron, Twelve-String Guitar, Guitar [6 String], Grand Piano, Bass, Mouth Organ – Edgar Froese

 

タンジェリン・ドリーム :クラウト・ロックの源泉

やはりこのアルバム・ジャケットは秀逸

反復リズムの応酬の中、シンセサイザーやギターなどの楽器で彩りを付けていく手法を確立させた電子楽器専門BANDの重鎮

後に70年代後半から80年代にかけて業界を席巻することとなる、NEWAGEやアンビエント、スペースMUSICの先掛けでもあり現在でも最重要の位置にいることがスゴイ

最も充実していた3人編成のVirgin Records時代の後期の傑作でもあります

個人的には、彼らの楽曲の中でも好きな曲best5に入る”Stratosfear”この曲ではEdgar Froeseのギターの切り込み具合がそれまでの代表曲ではあまり聴くことの無かった展開なので「おぉー」と唸るところでござあいます

そしてラストの"Invisible Limits"です、これまた見えない時間切れを表現しているのか段々と迫りくる様子を様々な音の積み重ねで聴くものを引き込んでいくようです

それまでの霧の中や煙の中で展開されて行くような、独特な雰囲気を醸し出してきた彼らタンジェリン・ドリームがより万人向け(??)を目指した浪漫を感じさせる作品です