クラシカルな佇まいで後味よし・・
トマス・フラナガン / アデスタを吹く冷たい風 [2015復刊]
トマス・フラナガン :ミステリ作家
自室でゆったりとできる時は、お気に入りのミステリ小説とチビチビとウイスキーがよかろう・・ふむ
さて、本日の短編はハヤカワさんで何度目かの復刊発売したという名作短編集です。
なんと、こちらのフラナガンさんの作品はこの一冊だけとのこと?
50年以上前の作品とはさらに驚きです。
収録されているお話の中でも、テナント少佐を主人公とした架空の国
における戦時下モノ、4つの物語が何とも言えずヨロヒイ感触でありました。表紙のイラストはその中のお話” ”の1シーンであります。もの凄いドンデンや、派手なガンファイト、そういった現代を舞台にしたドラマに出てくる演出は全く登場いたしませんが・・・読後のサラリとした感触は、フラナガンさん独特のモノでありましょう。
そう言えば、戦時下の探偵さんを題材にしたドラマがありましたネ!あの感じです(少しだけ)。