やさしいタッチのPIANOが心を和ませます
Pat Coil / Music For Humans And Other Species [2020]
01 Lost & Found 8:02
02 Ellies' Bell 4:29
03 One To One 6:33
04 3 'Till Midnight 7:54
05 Papa's New Groove 4:42
06 Tears For Parkland 5:46
07 November Song 7:21
08 Here & Back Again 6:46
09 Now And Then 7:59
10 For Travis 2:58
パット・コイル :キーボーディスト
90年代には、高音質な作品を制作していたSheffield Labの看板アーティストの一人として活動をしておりました。私が数枚のアルバムを所有しているのがその証・・。
コイルさんのスタイルは、自らがソロやアドリブを駆使しながら前に出るタイプではなく、全体を掌握しながら楽曲全体をスムーズに進行させるプロデュース型といえる手法。ソロやアドリブは共演しているSAXやギターにおまかせして楽曲を締めるやり方であり、それは複数のBANDやグループに参加してきたからこそでありましょう。
今宵はワインとミステリ片手にアンサンブルを楽しみましょう・・。
Personnel
Pat Coil - piano/keys
Danny Gottlieb - drums
Jim White - drums
Marcus Finnie - drums
Jeff Coffin - sax
Mark Douthit - sax
Brian Allen - bass
Todd Parks - bass
John Estes - bass
Steve Kovalcheck- guitar
Pat Bergeson - guitar
James Westfall - vibes
Eric Darken - percussion
Brendan harkin - recording engineer
Scott Gerow - recording & mix engineer
JazzyでPopな大人的余裕のBiancoさん
Matt Bianco / Gravity [2017]
Joyride
Invisible
Gravity
Heart In Chains Solace
Summer In The City
Before It's Too Late
AM/PM
Paradise
The Autumn Leaves Are Falling
Ooh Wee
Joyride (Mark De Clive Lowe Remix)
マット・ビアンコ :最初は人の名前かと・・グループでした
ついに一人ビアンコとなってしまいましたが、よりJazzyで落着き感が出てきたと言うかやはり大人になったのね、ライリーさん。
80年代に、マーク・ライリーとバーシアそしてマーク・フィッシャーとともにPopシーンに華やかな存在として世界中のファンを楽しませてくれました。
しかし、バーシアがソロで成功しグループの方向性も、JAZZやPopの他にファンク、サルサ、サンバ、ボサノヴァ、ハウス等あらゆる音楽要素を吸収してきたことで立ち位置が??となり・・。80〜90年代はダンスホール等で重宝されたスタイルも、00年代〜はそれほど話題にもならず、2004年にバーシアを呼び寄せて作品を投入するも時代とは合わず・・大爆発はしません。そして月日は流れ・・なんと2016年にマーク・フィッシャーが死去し二人マーク体制が崩れてしまい・・ああ、どうなってしまうんだああぁMatt Bianco は・・。そこで、登場の本作はとてもいい仕上がりです。
吹っ切れたのかなライリーさん。ジャケットもいい雰囲気ですしネ!
今宵はバーボンでも開けますかな・・
Scott Hamilton / Plays Jule Styne [2015]
1 YOU SAY YOU CARE
2 THE PARTY IS OVER
3 TIME AFTER TIME
4 ALL THE WAY
5 SUNDAY
6 JUST IN TIME
7 PEOPLE
8 IT’S YOU OR NO ONE
9 BYE BAY BABY
Scott Hamilton :SAXおやじ
70年代から40年以上も変わらないそのスタイル、渋いですね、ホッとしますね。
もはや安心して聴くことのできる定番とも言えるテナーSAX。ハミルトンさんは米国出身ながら活動の場をヨーロッパにおいている時期もあり、ワールドワイドに活躍しているミュージシャンでもあります。
今回ご紹介のアルバムは、1920年代に活躍したアメリカの作曲家Jule Styneの曲を集めたアルバムとなっており、古きJAZZスタンダードの世界を堪能することができます。家にいる時間が長くなる時期(寒くなり外に出かけにくい?)は部屋を暖かくして和みの時間をファミリーですごしましょう。
9月は詩人が天使を夢見る時なのか・・
David Sylvian / Secrets of the Beehive [1987]
1.September
2.The Boy With The Gun
3.Maria
4.Orpheus
5.The Devil's Own
6.When Poets Dreamed Of Angels
7.Mother And Child
8.Let The Happiness In
9.Waterfront
Features:
David Sylvian 、Ryuichi Sakamoto 、David Torn
Mark Isham 、Richard Barbieri 、Steve Jansen
Steve Nye 、Phil Palmer 、Danny Thompson
Daniel Cummings 、Brian Gascoigne
デヴィッド シルヴィアン :詩人 歌い手
1983年、JAPAN解散後に制作した1枚目ソロ"Brilliant Trees"と収録メンバーは近い構成となっているが、デビシルは自身の最高作を届けてくれた。それまでの哲学的な詩や、好んで取り入れてきたシンセによる装飾を削ぎ落とした音創りが見事に華開く。
シンセサイザー等の電子楽器の使用を極力控えた楽曲構成は、音と音の間を巧く使い聞き手に心の余裕を与えてくれるよう・・。デビシルの低く語りかける様なボイスが、一見一聴しただけでは意味が理解不能な詩の世界を広げてくれる、耳に残る、残る、持って行かれる・・
4.Orpheusも素晴らしいアレンジと演奏に酔いしれるが、6.When Poets Dreamed Of Angels のアコギやパーカッションの演出、各曲でアクセントとなるホーンの響き・・
そして、全編に渡りピアノやストリングス・アレンジに尽力した坂本龍一とのコラボレイトが見事に結実した傑作でもある。
1.Septemberから聞き始めることで、一体9月に何が・・と最後まで聞かずにいられないアルバムである。
星でも観ながら弾いてみようかなぁ
Bruce McKenzie / Destinations [2009]
1、1 Love Street 6:34
2、Midnight Journey 4:58
3、Summer Breeze 5:57
4、One Way 5:38
5、Why 7:38
6、Night Shift Train 5:14
7、Rush Hour 5:30
8、Can He Love You (Like I Do) 5:41
9、Crossroads 5:30
10、Stroll After Dark 4:41
11、Destinations 6:03
Bruce McKenzie :米国人ギターリスト
ジャケットではアコースティック・ギターを携えているように写し出されていますが、
収録の楽曲ではエレキ・ギターも弾いております。
その音色は、ナチュラルで伸びやかなトーンを軸にクリアーな面も感じられます。
長く聴いていても疲れない処がぁいいんです、コレまた。
彼のサイトを訪れると自ら"SMOOTH JAZZ GUITARIST"と名乗っております。
他のSMOOTH系のギターリストに比べると、飾り気が無い点が大人向けと感じられます。
ホッとする一日の疲れを癒やす瞬間に重宝するアルバムなので、貴女もいかがでしょうか・¥・/。
アトモスフィアーで拡がるような感覚をドーゾ
Madis – Sea Of Tranquility 「2020」
1 Sea Of Tranquility Part 1 8:27
2 Sea Of Tranquility Part 2 5:07
3 Sea Of Tranquility Part 3 5:45
4 Carrying The Fire 7:55
5 Moondust Part 1 3:23
6 Moondust Part 2 5:29
7 Otherside 2:30
マディスさんは、Poland出身のシンセサイザー奏者
活動の拠点は主にネット上というお方
作品の提供形態は、Spotify、iTunes、Amazon、そして自らのサイトである https://madis-music.com/
アルバムジャケットに写しだされているように月(Moon)を題材にしているし、宇宙船に乗っている際に感じられる効果音や星と星の間を翔んでいるシーンを想起させる音創り。あー、持っていかれる・・。
Jean-Michel JarreやTangerine Dream、ある意味創世記の電子音楽グループに近いモノを感じることが出来るのは私だけ??
Ambient Space Music = 様々な電子機器を駆使して、浮遊感いっぱいのシンセサイザーMUSICを体感できる
粋でオシャレな空間を貴方と・・
Mark Winkler / Till I Get It Right [2009]
1 Till I Get It Right
2 How Can That Make You Fat?
3 Cool
4 Spring Is Where You Are
5 Lowercase
6 Sissies
7 In a Lonely Place
8 Future Street
9 Evolution
10 How to Pack a Suitcase
11 In the Moment
12 You Might As Well (Live)
stuff:
Cheryl Bentyne 、Eli Brueggemann 、Louis Durra
Stuart Elster 、Marilyn Harris 、Ivan Lins
Mike Melvoin 、Joshua Redman 、Dan Siegel
Brock Walsh 、Mark Winkler
Mark Winkler :JAZZシンガー
舞台はNew York 、JAZZバーのステージで行われるパフォーマンス
馴染みの客がブランデーとスナックを注文して彼の登場を待つ・・・
そんなシチュエーションを想像させる、Mark Winklerのアルバムです
1985年に"JAZZ LIFE"で日本でも注目されたのは、当時のAORブームに乗っての
紹介を受けてのこと。その後、何枚かは日本でも数枚ディストリビュートされたが
大きな話題にはならなかった・・。
しかし、WinklerさんはJAZZシンガーなのでココ"New York"では、多くの
ファンの支持を受け活動を続けています。
軽妙で親しみやすい Winklerさんの声は周りの楽器のによく絡み溶け込みます。
女性Vo.とのデュエット(マンハッタン・トタンスファーCheryl Bentyne)も小気味よく
本当にHOTELのラウンジ・バーとかで聴いているかの様な錯覚を覚える・・。
リラックスして収録したんだろうなぁ・・。