Relaxin Time

ホッとする時間を大切にいたしましょう

デビュー・アルバムが一番まったりしてます

Pages / Pages (1978)

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ペイジス :Mr. Misterの前身BAND
ペイジスは、Richard PageとSteve Georgeが中心となって結成されたBANDで、Mr. Misterとして80年代の軽音楽界を席巻することとなります。(歌は旨いし、曲も良い)
このアルバムは、二人にとって商業的なデビューとなる作品でスタイル的には後の2ndアルバム"Future Street"や3rd”Pages”とも異なるものとなっています。
どちらかと言えば、スタジオ・ミュージシャンを多数起用して自分達の目指す方向性を具体化したい・・その思いが詰め込まれた内容とも言える。そんな感じかなあ。
それは、参加しているメンバーの中にDave Grusin、RandyとMichaelのBreckerズ、Victor Feldman、Steve Forman、Philip Baileyと言った西側の当持売れっ子が参加している事で分かります。
どの曲も3分前後の尺で、エアープレイを意識していたのは明白ではありますが、プロダクション的には当時の主流であったソウルやファンクの要素を本気で取り入れる
事に躊躇したのか?あえて、ハードドライヴィンな曲調を避けたのか?特大のHITには恵まれなかったのは、3枚のアルバムが見事にスタイルが異なる点で分かるのです。(器用貧乏、キッチリと定まらない)

個人的には、ここ数年のマッタリ好きな嗜好者としては実においしい内容であり、あっと言う間にアルバムを聞き終えてしまいます。
なぜか、インスト曲が収録されていますが・・それは、メンバーの腕を披露するまでの尺になっていないのは反対の意味のオーバー・プロデュースなのかな?
なにはともあれ、一時期入手困難盤であったこのアルバムが千円でおつりがくる良い時代になったことに感謝。
 ★二人の絶品コーラスを堪能するには次作以降までお待ちいただきます。

(後に多くのアルバムで二人は最高のコーラスを披露し、多くの名盤と言われるアルバムにクレジットされていきます)

 

01. Clearly Kim
02. This is for the Girls
03. Let It Go
04. Listen for the Love
05. Love Dance
06. If You Saw You Again
07. Interlude
08. It's Alright
09. Room at the Top
10. I Get It From You

Richard Page - vocals, guitars, piano
Steve George - vocals, piano
Peter Leinheiser - guitars
Jerry Manfredi - bass
Russell Battelene - drums
Claudio Slon - percussion on tracks 2, 3, 4 & 6
Tim Downs - percussion on track 10
Steve Forman - percussion on tracks 1 & 5
Chuck Silverman - percussion on track 5
Francisco Aquabella - congas on track 9
Victor Feldman - vibes on tracks 2 & 8
Dave Grusin - flutes, strings on tracks 5, 6, 7, 8 & 10
Michael Brecker - sax on track 8
Randy Brecker - horns on track 4
Tom Malone - horns on track 1
Bobby Colomby - horns on track 1
Philip Bailey - backing vocals
Donna Fien - backing vocals
Mary Hylan - backing vocals
Linda Mallah - backing vocals
Lani Groves - backing vocals

ファースト・ペイジズ(期間生産限定盤)

ファースト・ペイジズ(期間生産限定盤)

  • アーティスト:ペイジズ
  • 発売日: 2016/08/17
  • メディア: CD
 

 

ジャケのイメージ通りの音が拡がります

JIM ROTONDI - Dark Blue [2016]

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1. In Graz 6:13
2. BC 5:14
3. Biru Kirusai 5:27
4. Dark Blue 8:00
5. Highline 5:42
6. Pure Imagination 7:03
7. Monk's Mood 7:29
8. Le Crest 5:35
9. Our Day Will Come 6:43
10. Going To The Sun 6:49

Jim Rotondi (tp)
David Hazeltine (p,elp)
David Wong (b)
Carl Allen (ds)
Joe Locke (vib)

ジム・ロトンディ 東海岸ニューヨークを中心として活躍しているトランペット奏者

「One For All」のメンバーであり、デヴィッド・ヘイゼルタインやエリック・アレキサンダーのアルバムにも顔を見せてくれています。
このアルバムでは、ヴィブラフォーンの"Joe Locke"とのユニゾン・プレイが聴きモノとなっていたり、デヴィッド・ヘイゼルタインの曲"Highline"で掛け合いお互いのソロを盛り上げるパートを聴かせてくれています。全体的には、ハードに疾走するというよりは、アンサンブル重視の落ち着いた雰囲気漂う感触で進みます。ジムもミュートを掛けて他の奏者と調和を取りながら、全体を把握しながら余裕を持って吹いていらっしゃるようです。
スタート曲からラストまで、アッという間に全曲通して聴くことができます。
タマには、じっくりと日本酒でもどうでしゅか・・?

 

Dark Blue

Dark Blue

  • アーティスト:Jim Rotondi
  • 発売日: 2016/03/04
  • メディア: CD
 

 

このドレス姿・・どうでしゅか?

Linda Ronstadt - What's New [1983]

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1. "What's New?" Johnny Burke, Bob Haggart 3:55
2. "I've Got a Crush on You" George Gershwin, Ira Gershwin 3:28
3. "Guess I'll Hang My Tears Out to Dry" Sammy Cahn, Jule Styne 4:13
4. "Crazy He Calls Me" Carl Sigman, Sidney Keith Russell 3:33
5. "Someone to Watch Over Me" George Gershwin, Ira Gershwin 4:09
6. "I Don't Stand a Ghost of a Chance with You" Bing Crosby, Ned Washington, Victor Young 4:06
7. "What'll I Do" Irving Berlin 4:06
8. "Lover Man (Oh Where Can You Be?)" Jimmy Davis, Jimmy Sherman, Roger "Ram" Ramirez 4:18
9. "Goodbye" Gordon Jenkins 4:47
Total length: 36:35

Personnel

Linda Ronstadt – vocals
Don Grolnick – piano
Tommy Tedesco – guitar (1-4, 6, 8, 9)
Dennis Budimir – guitar (5, 7)
Ray Brown – bass (1-4, 6, 8, 9)
Jim Hughart – bass (5, 7)
John Guerin – drums
Plas Johnson – tenor sax solo (4)
Bob Cooper – tenor sax solo (6, 7)
Chauncey Welsch – trombone solo (8)
Tony Terran – trumpet solo (2)
Nelson Riddle – arrangements and conductor
Leonard Atkins – concertmaster
Nathan Ross – concertmaster

リンダ・ロンシュタット :歌姫さん

ネルソン・リドルがいい仕事してますよ。

ロック以前の時代の偉大なソングライターたちのスタンダードに挑戦した三部作の第一弾。1983年『What's New』、1984年『Lush Life』、1986年『For Sentimental Reasons』、全てネルソン・リドルのオーケストラ・サウンドで後にLIVE盤も発表してます。

70年代は、ウエストコースト・ロックのアイコンであった歌姫、知名度、実績、発言力を付けての"スタンダードに挑戦"は3年越しの念願であったとのこと・・。

内容的には、三部作の売り上げが米国内だけで800万枚を売り上げるベストセラーとなった事で当時の盛り上がりが分かります。

今聴いても、その華やかさ、ゴージャスな雰囲気が伝わってきます。

バーボンですか・・

 

What's New

What's New

  • アーティスト:Ronstadt, Linda
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
 

 

プロデュースする監督さんで違いが・・

Marc Jordan – Mannequin [1978]

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1 Survival
2 Jungle Choir
3 Mystery Man
4 Marina Del Ray
5 Red Desert
6 Street Life
7 Dancing On The Boardwalk
8 Only Fools
9 On Step Ahead Of The Blues
10 Lost Because You Can't Be Found

マーク・ジョーダン 作曲家・歌い手

記念すべきこのアルバムで、"Red Desert "なる曲を披露しているのは次なるアルバムへの布石か・・>いやいや、全くの気まぐれではないですか・・ジョーダンさん。

グレイドンのプロデュース作の"ブルーデザート"の関連をご存知の方はご一報を願います。

ティーリーダンばりの豪華なメンツで、Producer – Gary Katzとくれば音は想像通りでしょうかぁ・・。当時のワーナーは新人の発掘にかなり力を入れていたようで、売れっ子のアーティストに投入する様な素晴らしいメンツが参加している。凄い。それだけ、ジョーダンの作曲能力に惚れ込んだからでございましょう。

短い尺ながら、味わい深い楽曲が私の心を和ませてくれます。ありがたや。

 

Backing Vocals – Biblical Gospel Singers, Brenda Russell (2), Clydie King, J.D. Souther*, Timothy B. Schmit
Bass – Chuck Rainey, Jim Hughart (tracks: 9)
Drums – Harvey Mason, Jeff Porcaro
Engineer – Al Schmitt, Bob Schaper, Roger Nichols
Engineer [Assistant] – Lenise Bent, Linda Tyler
Guitar – Dean Parks, Larry Carlton, Steve Lukather
Mastered By – Bernie Grundman
Percussion – Lenny Castro, Robert Greenidge
Piano – David Foster, David Paich, Donald Fagen, Jai Winding, James Newton Howard, John Capek, Paul Griffin
Producer – Gary Katz
Tenor Saxophone – Ron Holloway (tracks: 1), Tom Scott
Written-By, Vocals – Marc Jordan


Engineer – Al Schmitt, Bob Schaper, Roger Nichols
Engineer [Assistant] – Lenise Bent, Linda Tyler
Producer – Gary Katz
Written-By – Marc Jordan

 

マネキン(SHM-CD紙ジャケット仕様)

マネキン(SHM-CD紙ジャケット仕様)

 

 

ワインはやっぱり西海岸なんですかね・・

Diane Arkenstone / Heart Of The Vineyard [2018]

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1 Sunrise Of The Vineyard
2 Soul Of The Earth
3 Jewels Of The Vine
4 Spring Day
5 Shadow Of The Moon
6 First Blush
7 Cup Of Life
8 Hills Of Gold
9 Summer Rains
10 Sweet Harvest
11 Under The Stars

ダイアン アーケンストン:音楽家

Instruments

Guitar, keyboard, wood flutes, xylophone, synthesizers, dulcimer, percussion

カリフォルニア・ワインの畑かな?
ヨーロッパやナンベイのワインと違って、渋みとか苦味があまり感じられないアッサリ風味が持ち味・・。と勝手に決め込んでいますが、通の皆様はどのようにお飲みになっていらっしゃるのでしょうか?

やはり、ダイアンさんもお好きなのでしょうね、ワイン。このアルバムの制作の起因がどの様なものなのかは??ですが、自分の大好きなモノを題材にするのは大事なことですね。
マルチ・インスト奏者であるダイアンさんは、米国の代表的なNewAgeアーティスト”David Arkenstone”とのコラボレート作品も多数取り組んでこられたから、お一人になっても自己のなかに存在するメッセージを上手に表現するのはおテのもの。
とても明るい雰囲気の作風は、00年代にデビューした頃のファンタジー、ミステリアスな作風とは異なる形。

ほとんどの楽器を一人で演奏できるので、スタジオの中では頭に浮かんだイメージを丁寧に紡ぎあげることに集中したことでありましょう。

アルバム・ジャケを見た印象とピッタリな、太陽がきらめく朝に早起きし、清々しいさわやかな風を体全体で受けることでしょう。
朝からお飲みになるのかしら?? 

Heart Of The Vineyard

Heart Of The Vineyard

 

 

アルバムの顔は大事ね・・音が想像できる?

ONE FOR ALL / BLUESLIKE [2004]

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1 Five Outs To Go
2 We'll Be Together Again
3 Till There Was You
4 In Between The Heartaches
5 Blueslike
6 Yasashiku
7 Naima
8 Giant Steps

Member

Bass – Peter Washington
Drums – Joe Farnsworth
Piano – David Hazeltine
Tenor Saxophone – Eric Alexander
Trombone – Steve Davis
Trumpet, Flugelhorn – Jim Rotondi

 

ワン・フォー・オール :Trumpet,Sax,Tromboneの3管セクステット

新世代のジャズメッセンジャーを目指して1997年に衝撃のデビューして〜20数年、メンバー全員がリーダーとなり個々に作品を我々に提供してくれています。
今回紹介のアルバムは、Criss Crossからの作品です。どのアルバムも高いレベルの内容で、多くのハードバップ・ファンを楽しませてくれています。
SAXのEric Alexanderは日本でも多くのファンがいることで有名ですが、Jim Rotondiの抑えた感触のTrumpetや、迫力あるSteve DavisのTrombone、
3管揃っての見事なアンサンブル、ウン、イイぞ。堅実な下支え隊のリズムキープと全体のバランスを保つPianoもカッチリと決まっています。
一番のおすすめは、何といってもJAZZ GIANTコルトレーンの"Giant Steps"です。コリャ、ボトルが空になってしまうかも・・です。
ソファの中で腰が浮いてしまいます。フー、氷、グラス・・。 

BLUESLIKE
 

 

打ち込みを入れないとノリが違うのですネ!

Jeff Lorber / He Had a Hat [2007]

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"Anthem For a New America" - 3:48
"He Had a Hat" - 4:34
"Grandma's Hands"; featuring Eric Benét (Bill Withers) - 4:07
"Surreptitious" - 4:10
"All Most Blues" - 4:24
"Orchid"; featuring Chris Botti - 3:53
"Be Bop" - 2:28
"The Other Side of the Heart"; featuring Eric Benét and Paula Cole - 5:35
"Hudson" - 3:58
"Super Fusion Unit" - 3:52
"Eye Tunes" - 3:50
"Requiem For Gandalf" - 3:44
"Burn Brightly" - 3:52
Bonus Track: "Deep Night"

Jeff Lorber :キーボード奏者

1970年代から活躍している業界の重鎮 SmoothJazzというジャンルやカテゴリ分けがされる前から、最も進んだ音楽理論で数々の業績を上げてきた方ですネ

彼の今までのグループから、ケニー・Gデイヴ・コーズアート・ポーターなどの人気サックス奏者が出ていることは有名ですね。

今回のご案内するアルバムでは、楽曲ごとに素晴らしいメンツが動員されているので、各曲のクレジットを見ながら楽しむこともこのアルバムの良いところです。

2008年グラミー賞のベストコンテンポラリージャズアルバムにノミネートされた作品

これは、ProducerのBobby Colombyの功績なのか? なぜか他の人にお頼みしているのはレーベル移籍したからか? うん、これは成功と見ましょう、ヨシ!

個人的には、Eric Benet の中性的なボイスが箸休めになっている(3, 8)が良かったりしますが・・貴女はいかが

 

Jeff Lorber – pianos, keyboards, horn arrangements (2, 4, 7, 9, 10, 11, 13)
Paul Jackson Jr. – guitar (2, 3, 4, 8, 10)
Paul Brown – guitar (3)
Russell Malone – guitar (13)
Brian Bromberg – bass (1, 5, 6, 7, 11, 12, 14)
Alex Al – bass (2, 3, 4, 8, 9, 10, 13)
Abe Laboriel Jr. – drums (1, 2, 3, 8, 9)
Dave Weckl – drums (4, 10, 13)
Vinnie Colaiuta – drums (5, 6, 7, 11, 12, 14)
Lenny Castro – percussion (2, 9, 10, 12, 13, 14), tambourine (3)
Kirk Whalum – tenor saxophone (2), horns (2)
Gerald Albright – alto saxophone (3)
Ada Rovatti – tenor saxophone (4)
Tom Timko – saxophone (4, 7, 9, 11, 13)
Tom Scott – horns (3), horn arrangements (3, 5), alto saxophone (5)
John Mitchell – bass clarinet (5, 10, 12)
Bob Sheppard – alto flute (5, 10, 12), flute (5, 10, 12), tenor saxophone (6, 9)
Jeff Driskoll – alto flute (5, 10, 12)
Hubert Laws – flute (9, 11)
Steve Dumin – French horn (5, 10, 12)
Richard Todd – French horn (5, 10, 12)
Jacques Voyemant – trombone (2)
Jens Wendelboe – trombone (4, 7, 9, 11, 13), bass trombone (4, 7, 9, 11, 13)
Bob McChesney – trombone (5, 10, 12)
Greg Gosnell – bass trombone (5, 10, 12)
Randy Brecker – trumpet (4), horn arrangements (4)
Steve Jankowski – trumpet (4, 7, 9, 11, 13), flugelhorn (4, 7, 9, 11, 13)
Hernan "Teddy" Mulet – trumpet (4, 7, 9, 11, 13), flugelhorn (4, 7, 9, 11, 13), horn arrangements (4)
Gary Grant – trumpet (5, 10, 12)
Chris Botti – trumpet (6, 14)
Bobby Colomby – horn arrangements (7, 9, 11, 13)
Jeremy Lubbock – orchestrations (1, 8)
The Krim Symphonic Orchestra – orchestra (1, 8)
Eric Benet – vocals (3, 8)
Paula Cole – vocals (8)

 

He Had a Hat

He Had a Hat

  • アーティスト:Lorber, Jeff
  • 発売日: 2007/03/12
  • メディア: CD