アルバムジャケットと内容のイメージが合致
Jean-Luc Ponty – Mystical Adventures [1982]
収録曲
Mystical Adventures (Suite)
1 Part I 3:28
2 Part II 3:37
3 Part III 7:30
4 Part IV 0:47
5 Part V 5:06
6 Rhythms Of Hope 4:03
7 As 5:49
Final Truth
8 Part I 4:55
9 Part II 2:07
10 Jig 3:57
クレジット
Bass – Randy Jackson (2)
Drums, Voice – Rayford Griffin
Guitar – Jamie Glaser
Percussion – Paulinho Da Costa
Piano, Synthesizer – Chris Rhyne
Violin, Electric Piano, Synthesizer, Organ, Voice – Jean-Luc Ponty
ジャン=リュック・ポンティ:フランス人ヴァイオリン奏者
若き日のポンティさんは、フランスでクラシックを学び将来を嘱望された名ヴァイオリニストとなるはずだった逸材・・
それが、クラシックではなく父親の影響もあってJAZZの道へと進むことになるのが1960年代からでした。
世界的に名声を博すことになるのが、フランク・ザッパやマハヴィシュヌ・オーケストラとの当時の先端と言える新しい音楽との融合を目指しての挑戦でした。JAZZやロックのそれまでの固定観念を打ち破る勢いを持ったミュージシャンとの活動が、ポンティさんの新しい音楽を創造する原動力になっていた事は明白でありましょう。
このアルバムは、個人的にポンティさんアルバムで一番のファンタジー路線で大好きなのですが、それまでのJAZZ関連のジャケットとは一線を画する素晴らしいアート作品でもあります。アナログ盤(30cm×30cm)のジャケットを飾りつつ音楽鑑賞するのが、80年代に次々と衝撃を受けて聴き漁っていた音楽少年のお楽しみでありました。
82年当時はJAZZとして紹介されていましたが、現在このアルバムが新譜として発表するとJAZZ以外のカテゴリーで陳列されるのでないかしら?まだ、NewAgeやSmoothJAZZが確立したジャンルとして業界で成立していない時期に、こんなにステキな作品がJAZZチャートの1位になるなんて・・・今では考えられない事でしょう。ネ
オススメ曲は、就寝前の落ち着いた時間にはアルバムタイトル曲の"Mystical Adventures"組曲、明るい日差しが振り注ぐ時間帯であれば"Rhythms Of Hope"がブライトな感触でよろしいかもです。