さぁ一緒に世界旅行に行こう!
FRANK SINATRA - 『Come Fly With Me』 [1958]
収録曲
1 Come Fly With Me 3:19
2 Around The World 3:20
3 Isle Of Capri 2:29
4 Moonlight In Vermont 3:32
5 Autumn In New York 4:37
6 On The Road To Mandalay 3:28
7 Let's Get Away From It All 2:11
8 April In Paris 2:50
9 London By Night 3:30
10 Brazil 2:55
11 Blue Hawaii 2:44
12 It's Nice To Go Trav'ling 3:52
13 Chicago 2:14
14 South Of The Border 2:50
15 I Love Paris 1:51
Conductor – Billy May (曲: 1-12), Nelson Riddle (曲: 13-15)
Producer – Voyle Gilmore
フランク シナトラ : エンターテナー
当時のアメリカ国民のほとんどが飛行機での旅行が実現できていなかった時代
売れっ子のシナトラが誘うアルバムジャケットで、ニッコリ笑って女性をエスコートしています。そう、プロペラ機に乗って世界の観光地に出発するのです。
収録されている楽曲の順序もちゃんと旅行のスケジュールに沿っています。米国内の旅行も簡単ではなかったので、シカゴやNYも観光地として紹介しています。パリ、ロンドン、ブラジル、ハワイ、そしてやはりパリの景色が忘れられないのかラストは、"I Love Paris"です。
名匠のBilly MayとNelson Riddleが指揮するオーケストラが奏でる極上のメロディにうっとりとしながら夢の世界旅行をご堪能ください。
柔らかな感じのナイロン弦にうっとりです
Ken Navarro – Slow Dance 「2002」
1 So Fine 3:58
2 Healing Hands 4:06
3 Workin' It 5:12
4 Lady's Choice 4:11
5 Shootin' The Breeze 4:32
6 Hookin' Up 4:46
7 Slow Dance 3:56
8 Meet Me At Midnight 4:29
9 Things We Never Say 4:35
10 28 (for Kristin) 4:43
Ken Navarro :アメリカのギタリスト
1990年から25枚のアルバム作品を発表している大ベテランの和み系ギター弾き
ケン・ナヴァッロさんの演奏スタイルは、ナイロン弦のアコースティック・ギターにマイクを付けて演奏することで、大きなホールでもLIVE活動できます。
SmoothJazzギターというよりは、NewAgeテイストのヒーリング効果を持った音色や感触を大事にしているギターリストさんです
よく比較対象とされるのが、Peter Whiteさん、Marc Antoineさんです。私、お二人とも大好きな演者さんです。
拙宅では、何かの作業している時や家族との団らんの場面でよく流れているアルバムです。
そのままアルバム1枚を通しで聴くもよし!お気に入り曲をメモリに入れてスマホや車で聴くのもオススメです。
チャックって誰のことを歌ったの?
RICKIE LEE JONES / 浪漫 [1979]
01. Chuck E.'s in Love
02. On Saturday Afternoons in 1963
03. Night Train
04. Young Blood
05. Easy Money
06. The Last Chance Texaco
07. Danny's All-Star Joint
08. Coolsville
09. Weasle and the White Boys Cool
10. Company
11. After Hours
リッキー・リー・ジョーンズ :シンガーソングライター
ワーナーオールスターズ総出演
40年以上前の作品なのに全く色褪せない魅力を持ったアルバム
フォーク、ロック、JAZZ等のエッセンスを巧みに調理しリッキー・リーの世界を
構築しています。これがデビュー作とは、本当に素晴らしい。
スタジオの猛者達の見事な働きぶりが結実した証でもあります。
当時のワーナーオールスターズ総出演と言った演者の豪華さは、プロダクション
を組む時からしっかりと練られていたからなのか、それとも上層部の独断?
新人アーティストの発掘は色んな場面があったと言われていますネ!
成功するかどうかはアーティスト本人より会社だったりする時代でした。
それを掴み取るのがリッキー・リーの音楽に対する姿勢やそれまでの生き方だったのでしょう。
チョッとだけ小スイング(腰を浮かす位・・)しながら聴いてみてください。
Member (すごいでしょ)
Rickie Lee Jones - vocals, guitar, keyboards, percussion,
Dr. John - keyboards
Michael McDonald - vocals
Randy Newman - synthesizer
Victor Feldman - percussion, drums, keyboards
Tom Scott - horns
Ralph Grierson - keyboards
Michael Boddicker - synthesizer
Red Callender - bass
Nick DeCaro - accordion, orchestral arrangements
Buzz Feiten - guitar
Chuck Findley - horns
Steve Gadd - drums
Randy Kerber - keyboards
Neil Larsen - keyboards
Arno Lucas - background vocals
Johnny Mandel - orchestral arrangements
Andy Newmark - drums
Jeff Porcaro - drums
Leslie Smith - background vocals
Mark Stevens - drums, percussion
Fred Tackett - guitar, mandolin
Joe Turano - background vocals
Ernie Watts - horns
Willie Weeks - bass
Matthew Weiner - background vocals
実生活がこんなだったら、楽しいかな?
ロバート・ロプレスティ
/日曜の午後はミステリ作家とお茶を (創元推理文庫)
ロバート・ロプレスティ 米国のミステリ好きな図書館員?
ニュージャージー州生まれ。ワシントン州で図書館に勤務。優秀な短編に贈られるデリンジャー賞を二度受賞。この度召し上がっていただくのは、主にアルフレッド・ヒチコック・ミステリマガジンに掲載されたものを収録したもの。
主人公は売れないミステリ作家のシャンクス氏。作者ロバート・ロプレスティ自身が探偵のお仕事をするなら、"こんな感じに謎解きしまっせ"と解決したら楽しいだろうなぁ・・・そんなお気持ちでお書きになったのかしら。収録されているのは14篇のお話で、何気ない日常を題材ににしたものから、出版関係のあれやこれといった内容のものまで・・。何より、昨今のミステリに多い"人を傷つける暴力的"で目を覆いたくなるシーンが一切出てこない点、これがよろしい。時折見せる奥方との会話のシーンなどは、実生活のヒトコマを見ているようで微笑ましい。クスッとしちゃいます。
一日に1話づつでも2周間、もちろん一気に読んでもいいですけど、個人的には少しづつご賞味いただいて読後の余韻に浸りながら就寝・・。これ、おすすめです。
これが原版↑
COOLなジャケですが時には熱く
Quentin Collins Sextet – Road Warrior [2019]
1.Road Warrior
2.Float Flitter Flutter
3.Do You Know The Way?
4.Look Ahead (What Do You See?)
5.Jasmine Breeze
6.The Hill
7.El Farolito
8.Wider Horizons
9.Oh! Look At Me Now
■Personnel:
Quentin Collins - Trumpet
Meilana Gillard - Alto Saxophone
Leo Richardson - Tenor Saxophone
Dan Nimmer - Piano, Fender Rhodes(M4)
Joe Sanders - Bass
Willie Jones III - Drums
Special Guest:
Jean Toussaint - Tenor Saxophone(M5,7)
クエンティン・コリンズ :トランペット奏者(英国)
カイル・イーストウッドのバンドで来日経験もある注目のミュージシャン
ここで紹介するアルバムは、イーストウッドの映画音楽風味がチラホラの感じとは違いアルト・テナーのSAXを含む3管ハードバップ作品となっているところがミソ
洗練されているのか、英国特有なのかそれまでの経験が影響しているのか?
様々な要因が考えられるが何とも言えない"スッキリ感"があるのは個人的には好感触
レーベルの「Ubuntu Music」はJAZZの専門レーベルでは無さそうではあるが、このアルバムの様に良質な作品を発信してくれるのであればこれからも応援していきたい!
BASSとDRUMSがNYを代表するリズム隊なので、米国の熱い部分と欧州のクールな点がうまく調合されたディナーをお召し上がれ!
クラシカルな佇まいで後味よし・・
トマス・フラナガン / アデスタを吹く冷たい風 [2015復刊]
トマス・フラナガン :ミステリ作家
自室でゆったりとできる時は、お気に入りのミステリ小説とチビチビとウイスキーがよかろう・・ふむ
さて、本日の短編はハヤカワさんで何度目かの復刊発売したという名作短編集です。
なんと、こちらのフラナガンさんの作品はこの一冊だけとのこと?
50年以上前の作品とはさらに驚きです。
収録されているお話の中でも、テナント少佐を主人公とした架空の国
における戦時下モノ、4つの物語が何とも言えずヨロヒイ感触でありました。表紙のイラストはその中のお話” ”の1シーンであります。もの凄いドンデンや、派手なガンファイト、そういった現代を舞台にしたドラマに出てくる演出は全く登場いたしませんが・・・読後のサラリとした感触は、フラナガンさん独特のモノでありましょう。
そう言えば、戦時下の探偵さんを題材にしたドラマがありましたネ!あの感じです(少しだけ)。
ストリングスとの共演でNYを感じてネ
Eric Alexander with Strings [2019]
1. Gently (E. Alexander) 6'32''
2. Dreamsville (H. Mancini) 5'09''
3. Some Other Time (L. Bernstein) 5'34''
4. Lonely Woman (H. Silver) 6'57''
5. Slow, Hot Wind (H. Mancini/ N. Gimbel) 6'21''
6. The Thrill is Gone (L. Brown/ R. Henderson) 5'52''
Eric Alexander (tenor saxophone), David Hazeltine (piano), John Webber (bass), Joe Farnsworth (drums)
Featuring a string orchestra of 9 violins, 2 violas and 2 cellos with flute and French horn
Dave Rivello (conductor and arranger)
エリック アレキサンダー :テナーSAX奏者
バリバリのBOPを演奏したかと思えば、多くの演者との共演作も多い、現在進行系のSAX奏者の中でも一番の人気もの。
今作は、とても優しい気持ちになれるSAXの音が収録されたステキなアルバム。
参加しているメンツは、David Hazeltine (piano), John Webber (bass), Joe Farnsworth (drums)の「One For All」組の皆さまと、Dave Rivello率いるストリングスの15名の方々です。
収録数6曲:36分と尺が短いのは何か理由があるのかしら・・
2012年の収録のようなので、もう少し楽曲を入れたかったのかもしれん・・
オリジナル曲をもっと入れたかったのかもしれませんなぁ。
何はともあれ、アッという間の至極の一時をお楽しみアレ・・・
エリック・アレキサンダー・ウイズ・ストリングス (Eric Alexander with Strings) [CD] [Import] [日本語帯・解説付]
- アーティスト:エリック・アレキサンダー
- 発売日: 2019/12/14
- メディア: CD