Relaxin Time

ホッとする時間を大切にいたしましょう

セミアコの柔らかいトーンに包まれて

Jim Adkins – Turning Point (2002)

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レーベル:Positive Music – PMD78034
国:US ジャンル:Jazz スタイル:SmoothJazz(Guitar)
収録曲
1 Turning Point
2 Into The Storm
3 A Kiss From You
4 Straight Ahead
5 Wind Dancing
6 Just Chillin'
7 Get Over It
8 Reflections
9 Take Me There
10 Serenity

Bass – Gary Grainger (2)
Drums – Andre Webb (2)
Electric Guitar, Acoustic Guitar – Jim Adkins
Electric Guitar, Rhythm Guitar – Ken Navarro
Keyboards – Daniel LaMaestra
Percussion – Kevin Prince
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone – Robert A. Holmes

ジム・アドキンス :ギターリスト

スムース・JAZZギターリストのジム・アドキンスが注目されたキッカケとなるアルバムであります。タイトルの「TurningPoint」は正にその通りであり、その役目は先輩格であるギターリストに協力を得てこの作品をブラッシュアップさせているのです。

2001年、ジムはKen Navarro(Guitar)が所属しているポジティブミュージックレコードと契約し、この「ターニングポイント」を録音しました。この作品は、当時すでにスムーズジャズの定番ギターリストとして活躍シていた、ケン・ナバロの協力によって制作されました。それは彼の最初の2枚のアルバムと4つの新しい曲から構成されています。 「TurningPoint」は、ジムの奏でる爽やかな雰囲気のギターと新鮮で現代的なサウンドを巧く調和させており、「IntoTheStorm」という曲でSmoothJazzチャートのトップ40ヒットを記録しました。
「TurningPoint」は、聴く場所や時間帯を選ばないとても重宝する作品で、どこでも聴く事のできる”車に一枚いれておきたい作品”としておすすめいたします。

https://jimadkinsmusic.com 

Turning Point

Turning Point

  • アーティスト:Adkins, Jim
  • 発売日: 2003/04/07
  • メディア: CD
 

 

午後からはのんびりとしたいなぁ

Nicky Holland - Nicky Holland (1992)

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Prelude 1:50
Lady Killer 4:29
Tongue-Tied And Twisted 4:50
Colouring Blue 4:12
Independence Days 4:14
This Town 5:02
Box Of Rain 4:37
Face Of The Moon 3:35
Running Around Again 5:02
The Night We Never Met 5:24
On The Stairs 3:06

Nicky Holland :イギリス人SSW(シンガーソングライター)
Tears For Fears坂本龍一との接点から日本でも注目された女性ヴォーカリスト
沢山の作品を世に出した訳ではなく、本日紹介のアルバムが彼女の1stアルバムで、1997年に"Sense and Sensuality"というアルバムを出しているだけと記憶してます。

サウンド・プロダクション的には、FUSIONバンドの"HIROSHIMA"のリーダーDerek Nakamotoが要所を締めているので、30年前の音とは感じさせないクッキリとした音像創りとなっています。
そして、個人的に嬉しい点がありギターで当時セッション界隈で引っ張りだこであった"Tim Pierce"が前面参加していることでしょう。

1曲目の"Prelude"のPIANOとストリングスの導入部から・・2曲目の"Ladykiller"の繋がりがこれまた、このアルバムの雰囲気を醸し出していて期待に胸を膨らませる瞬間です。Hollandさんの少しハスキーで透明感のいある声に実にマッチした楽曲と感じられ、何度もリピートしたくなる事、必須ですネ。
他の曲もメロディアスでゆったりとした感触なので、ディナー後の落ち着く時間帯やまったりした夕暮れ時におすすめであります。

Acoustic Guitar – Tim Pierce (曲: 3, 4, 6, 7)
Arranged By – Nicky Holland (曲: 1 to 7, 11)
Bass – Brad Cummings (曲: 3 to 6), John Pierce (曲: 2, 7)
Brass – Andy Martin (曲: 2), Ralph Ricker* (曲: 2), Steve Madaio (曲: 2)
Cello – Daniel Smith (4), Suzy Katayama*
Contractor [String Section], Copyist – Suzy Katayama*
Drums, Percussion – Denny Fongheiser (曲: 2 to 4, 6 to 8, 10)
Electric Guitar – Tim Pierce (曲: 2 to 4, 6, 7)
Keyboards [Kurzweil Strings] – Nicky Holland (曲: 8 to 10)
Management – Jeff Schock
Mandolin – Tim Pierce (曲: 7)
Mastered By – Bob Ludwig
Mixed By – Hugh Padgham (曲: 1 to 10), Mark McKenna (曲: 11)
Mixed By [Assistant] – Lolly Gardner*
Producer – Derek Nakamoto (曲: 1 to 8, 10, 11), Nicky Holland, Robert Bell (5) (曲: 9)
Programmed By – Denny Fongheiser (曲: 2, 3, 5, 10)
Recorded By [Strings, Assistant] – Anas Allaf
Synthesizer – Derek Nakamoto (曲: 2, 4 to 7, 10), Nicky Holland (曲: 2, 9, 11)
Transferred By [Tape] – Rob Chiarelli
Viola – Evan Wilson, Herschel Wise, Linda Lipsett
Violin – Berj Garabedian, Henry Ferber, Joel Derouin, Michele Richards
Violin, Concertmaster – Bruce Dukov
Vocals [Additional] – Lloyd Cole (曲: 2)
Vocals, Piano – Nicky Holland

Nicky Holland

Nicky Holland

  • アーティスト:Nicky Holland
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: CD
 

 

米国映画の古き良き時代のワン・シーン

CHARLIE Haden Quartet West - HAUNTED HEART [1992] 

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1. Introduction
2. Hello My Lovely
3. Haunted Heart
4. Dance Of The Infidels
5. The Long Goodbye
6. Moonlight Serenade
7. Lennie's Pennies
8. Ev'ry Time We Say Goobye
9. Lady In The Lake
10. Segment
11. The Bad And The Beautiful
12. Deep Song

Charlie Haden(B) ,Ernie Watts(Ts), Alan Broadbent(P), Larance Marable(Ds)
- Recorded October 27-28, 1991.

チャーリー・ヘイデン :Bass奏者
1950年代の終盤から00年代まで50年以上もの長きに渡りJAZZシーンのTOPで活躍したGiantの一人
それまで共演してきたミュージシャンは数え切れないほど、中でもPianoのキース・ジャレット、ギターのパット・メセニー、SAXのオーネット・コールマンとの共演では名作も多くあります。
今回の紹介アルバムは、saxのアーニー・ワッツをフューチャーしたQuartet Westの作品"HAUNTED HEART"です。
ケニー・バロンやハービー・ハンコックとも共演してきた中で、ヘイデンがQuartetで指名したのがアラン・ブロードベントです。力強い派手な指先を使ったプレイと言うよりは、繊細なタッチを巧みに曲中に反映させる事が得意な演奏者というのが個人的な感想ではありますが・・。
どの曲も、ヘイデンがアメリカ・シネマのキラキラとした黄金期を思いながら作ったのかなぁ・・そんな感触であります。
曲中に、ジョー・スタッフォード、ビリー・ホリデイらのオールド・スタンダード的な曲の一部が挿入されているところがミソ。
艷やかでしっとりとした時間をお過ごしください。 

HAUNTED HEART

HAUNTED HEART

 

 

地平線と水辺線の先には宇宙へと続く

Tangerine Dream – Stratosfear /浪漫(ロマン)[1976]

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1 Stratosfear 10:36
2 The Big Sleep In Search Of Hades 4:30
3 3 AM At The Border Of The Marsh From Okefenokee 8:49
4 Invisible Limits 11:45

Producer, Mixed By – Tangerine Dream
Synthesizer [Moog], Mellotron [Loop], Organ, Percussion, Harpsichord – Chris Franke*
Synthesizer [Moog], Mellotron, Computer [Project Electronic Rhythm Computer], Electric Piano [Fender] – Peter Baumann
Synthesizer [Moog], Mellotron, Twelve-String Guitar, Guitar [6 String], Grand Piano, Bass, Mouth Organ – Edgar Froese

 

タンジェリン・ドリーム :クラウト・ロックの源泉

やはりこのアルバム・ジャケットは秀逸

反復リズムの応酬の中、シンセサイザーやギターなどの楽器で彩りを付けていく手法を確立させた電子楽器専門BANDの重鎮

後に70年代後半から80年代にかけて業界を席巻することとなる、NEWAGEやアンビエント、スペースMUSICの先掛けでもあり現在でも最重要の位置にいることがスゴイ

最も充実していた3人編成のVirgin Records時代の後期の傑作でもあります

個人的には、彼らの楽曲の中でも好きな曲best5に入る”Stratosfear”この曲ではEdgar Froeseのギターの切り込み具合がそれまでの代表曲ではあまり聴くことの無かった展開なので「おぉー」と唸るところでござあいます

そしてラストの"Invisible Limits"です、これまた見えない時間切れを表現しているのか段々と迫りくる様子を様々な音の積み重ねで聴くものを引き込んでいくようです

それまでの霧の中や煙の中で展開されて行くような、独特な雰囲気を醸し出してきた彼らタンジェリン・ドリームがより万人向け(??)を目指した浪漫を感じさせる作品です

 

 

 

 

きれいな月明かりの元であの日のこと・・

CAMEL – MOONMADNESS  [1976]

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収録曲
1. Aristillus(邦題:アリスティラスへの誘い)1:56
2. Song Within a Song(邦題:永遠の調べ)7:16
3. Chord Change(邦題:転移)6:46
4. Spirit of the Water 2:07
5. Another Night 6:58
6. Air Born(邦題:ゆるやかな飛行)5:02
7. Lunar Sea 9:11

Doug Ferguson Bass, Written-By
Andy Ward (2) Drums, Percussion, Written-By
Rhett Davies Engineer, Producer
Andrew Latimer Guitar, Flute, Recorder, Written-By
Peter Bardens Keyboards, Written-By
Geoff Jukes Coordinator

 

CAMEL :ブリティッシュ・ロックBAND

歌のない歌謡曲(歌詞有りの曲は有りますが・・)
胸がキュンと成るような瞬間が度々と現れる、柔らかなキーボードで包まれるから
ファンタジーの世界に入り込んだ瞬間を感じる
幻想のシーンを1枚のアルバムで見事に表現
カンタベリー系のCaravanとの関係がございます
ストリングアンサンブルを利用した煌びやかなサウンド
ロディアスでどこまでも伸びるギターのロングサスティー
幽玄な雰囲気も感じられるフルートの調べがまたよろしい
月夜の一瞬の時をアッという間の夢見がちの40分間で体験
これが、シンフォニック系のプログレッシブ・ロックです
この月明かりに感動した貴女・・まだまだCAMELのおすすめは沢山あります

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裏ジャケです 30cm×30cmで見開きにするとイインデス 

ムーンマッドネス~「月夜の幻想曲(ファンタジア)」+5

ムーンマッドネス~「月夜の幻想曲(ファンタジア)」+5

  • アーティスト:キャメル
  • 発売日: 2013/03/20
  • メディア: CD
 

 

 

アルバムジャケットと内容のイメージが合致

Jean-Luc Ponty – Mystical Adventures [1982]

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収録曲
Mystical Adventures (Suite)
1 Part I 3:28
2 Part II 3:37
3 Part III 7:30
4 Part IV 0:47
5 Part V 5:06
6 Rhythms Of Hope 4:03
7 As 5:49
Final Truth
8 Part I 4:55
9 Part II 2:07
10 Jig 3:57

クレジット
Bass – Randy Jackson (2)
Drums, Voice – Rayford Griffin
Guitar – Jamie Glaser
Percussion – Paulinho Da Costa
Piano, Synthesizer – Chris Rhyne
Violin, Electric Piano, Synthesizer, Organ, Voice – Jean-Luc Ponty

ジャン=リュック・ポンティ:フランス人ヴァイオリン奏者

若き日のポンティさんは、フランスでクラシックを学び将来を嘱望された名ヴァイオリニストとなるはずだった逸材・・
それが、クラシックではなく父親の影響もあってJAZZの道へと進むことになるのが1960年代からでした。
世界的に名声を博すことになるのが、フランク・ザッパマハヴィシュヌ・オーケストラとの当時の先端と言える新しい音楽との融合を目指しての挑戦でした。JAZZやロックのそれまでの固定観念を打ち破る勢いを持ったミュージシャンとの活動が、ポンティさんの新しい音楽を創造する原動力になっていた事は明白でありましょう。
このアルバムは、個人的にポンティさんアルバムで一番のファンタジー路線で大好きなのですが、それまでのJAZZ関連のジャケットとは一線を画する素晴らしいアート作品でもあります。アナログ盤(30cm×30cm)のジャケットを飾りつつ音楽鑑賞するのが、80年代に次々と衝撃を受けて聴き漁っていた音楽少年のお楽しみでありました。
82年当時はJAZZとして紹介されていましたが、現在このアルバムが新譜として発表するとJAZZ以外のカテゴリーで陳列されるのでないかしら?まだ、NewAgeやSmoothJAZZが確立したジャンルとして業界で成立していない時期に、こんなにステキな作品がJAZZチャートの1位になるなんて・・・今では考えられない事でしょう。ネ
オススメ曲は、就寝前の落ち着いた時間にはアルバムタイトル曲の"Mystical Adventures"組曲、明るい日差しが振り注ぐ時間帯であれば"Rhythms Of Hope"がブライトな感触でよろしいかもです。

 

ミスティカル・アドヴェンチャーズ

ミスティカル・アドヴェンチャーズ

 

 

以外にイケますヨこの弦も、柔らかく太くて

TOM KENNEDY - Just Play! [2013]

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1.Airegin
2.Moanin'
3.The Night Has A Thousand Eyes
4.Ceora
5.In A Sentimental Mood
6.Bolivia
7.In Your Own Sweet Way
8.What Is This Thing Called Love
9.One Liners  

トム・ケネディ :ベース奏者

参加しているメンバーを見るとFUSIONものかと錯覚してしまいますが、ストレート・アヘッドなJAZZを演奏しています。ドラムスのDave Wecklのバンドで、堅実なベースプレイでバンドを支えてきたケネディさんなだけにこのソロ名義作でもMike Stern, Lee Ritenour入の現代的なFUSION作かなぁ・・ いやいや、収録曲のクレジットを見ると、大定番といえるJAZZの名曲が並んでいます、アルバム・ジャケットに写し出されているのもアコースティックBASSじゃないですかぁ。そうです、ココではまじめにJAZZスタンダードをウッドで演奏しています。Dave Wecklのバンドでは、エリクトリックBASSをメロディアスに弾いているケネディさんが太いネックと格闘しているのです、それが又いいんです。私個人的にはJAZZ以外のセッション活動も多くしているイメージがあった事もあり、これは嬉しい思い違いというか、やっぱり基本的に上手い人なんだなぁ・・。と。
BASSだけに焦点を置きに行かない点も二重丸です。 George GarzoneのSAXとTim HagensのPetがリードを取る場面はどこぞのJAZZクラブの雰囲気も感じられますし、やっぱりドラムスがピッシリと締めてくれています。
もっと多くの音楽好きに支持されてもいいと思われる職人の一人ではあります。ネ!

Tom Kennedy(b) Dave Weckl(ds) George Garzone(ts) Mike Stern, Lee Ritenour(g) Tim Hagens(tp) John Allred(tb) Steve Wirtsz(ts)

Just Play

Just Play

  • アーティスト:Kennedy, Tom
  • 発売日: 2013/07/16
  • メディア: CD